羽アリの時期が来る前に!自分自身でできる主なシロアリ対策のチェック項目
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はじめに|羽アリが出てからでは遅い理由
春から初夏にかけて見かける羽アリ。
「1匹見ただけだから大丈夫」と思われがちですが、実は家の中や床下ですでにシロアリ被害が進行しているサインであることも少なくありません。
シロアリは普段、人目につかない場所で静かに木材を食べ続けます。
だからこそ、羽アリが出る前のチェックがとても重要です。
この記事では、専門業者でなくてもご自身で確認できるシロアリ対策のチェック項目を分かりやすくまとめました。
まず確認したい!シロアリ対策セルフチェックリスト
① 床や畳を歩いたとき「フワフワ」しないか
床を歩いた際に、
- 少し沈む感じがする
- ギシギシ音がする
- 畳が部分的に柔らかい
このような症状があれば、床下の木材がシロアリに食われている可能性があります。
!要注意ポイント
- 水回り付近
- 窓の近く
- 築年数が経っている家
② 家の中や外で「羽の落ちたアリ」を見ていないか
シロアリは繁殖の時期になると羽アリになります。
特徴として、
- 羽が4枚とも同じ大きさ
- 胴体がずんぐりしている
- 羽だけが大量に落ちている
といった点が挙げられます。
羽だけが窓際・玄関・照明周りに落ちている場合は、すでに近くに巣がある可能性大です。
③ 木部を叩くと「空洞音」がしないか
柱・敷居・窓枠などの木部を、指や軽い棒でコンコンと叩いてみてください。
- 軽い音
- 中が空洞のような音
がする場合、内部だけがシロアリに食べられているケースがあります。
表面がきれいでも安心はできません。
④ 家の周りに「土の道(蟻道)」がないか
シロアリは乾燥に弱いため、土で作ったトンネル状の道(蟻道)を使って移動します。
- 基礎の立ち上がり
- 勝手口・玄関まわり
- 室外機の裏
- 庭のブロックや束石
土の筋のようなものがあれば、ほぼシロアリの通り道です。
⑤ 家の周囲に木材や段ボールを置いていないか
次のようなものを家のすぐ近くに放置していませんか?
- 使っていない木材
- 古い段ボール
- 枕木・廃材
- 植木鉢の下の木片
これらはシロアリの格好のエサ場になります。
一度住み着くと、そのまま建物へ侵入するケースも多いため、早めの撤去が重要です。
⑥ 湿気がこもりやすい環境になっていないか
シロアリは湿気を好む害虫です。
チェックポイント:
- 床下換気口がふさがれている
- 洗濯機・浴室まわりが常に湿っている
- 結露が多い
- 風通しが悪い
湿気が多い環境=シロアリにとって住みやすい家になってしまいます。
自分でできる対策の限界と注意点
セルフチェックはとても大切ですが、
- 被害が床下や壁の中にある
- 巣の場所が分からない
- 被害の進行度が判断できない
といったケースも多く、見えない部分の被害は素人判断が難しいのが現実です。
また、市販のスプレーや薬剤を使うことで、
- シロアリが別の場所へ逃げる
- 被害が広がる
といったリスクもあります。
羽アリを見かける前に「無料点検」で安心を
羽アリを1匹でも見かけた場合、
「まだ大丈夫」ではなく「念のため確認」が後悔しないポイントです。
プロによる点検では、
- 床下の状態
- 被害の有無
- 今後のリスク
- 予防が必要かどうか
まで正確に確認できます。
まとめ|早めのチェックが家を守る一番の対策
- 羽アリは「被害のサイン」
- 事前チェックでリスクを減らせる
- 湿気・木材・床下は重点確認
- 不安があれば早めの点検が安心
羽アリの時期が来る前の今こそ、シロアリ対策のベストタイミングです。











